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明日知恵塾 レポート

第45回 仕事で失敗したらどうするの?

2017年3月21日掲載本部
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2月3日(金)に開催した第45回明日知恵塾は、物流の最先端を見学する特別企画。学生18名、社会人14名が、ヤマト運輸の物流拠点となる羽田クロノゲート(東京都大田区)に集結しました。羽田クロノゲートは、2013年9月に竣工し、敷地面積約10万m²(約3万坪)、地上7階に及ぶ日本最大級の物流ターミナルです。

今回の明日知恵塾は、「①ヤマト運輸に関するレクチャー」「②グループディスカッション」「③羽田クロノゲートの見学」の3部構成。まずは、物流や宅急便などに関する基本知識のレクチャーからスタートします。解説したのは、物流現場での経験な豊富をもつヤマト運輸の福井さんです。
ヤマト運輸が宅急便事業を開始させたのは1976年。その後、時代のニーズに合わせて、「スキー宅急便」「クール宅急便」「時間帯お届けサービス」など、次々に先駆的なサービスを展開していきます。1997年には全国ネットワークが完成し、国内全域への配送を可能にしました。福井さんが強調するのは、宅急便のサービスを支えているのは“人”であるということ。歯を食いしばって頑張る社員がいるからこそ、送り手と受け手の双方のニーズに応えるサービスが実現できるそうです。

第2部のグループディスカッションのテーマは、「仕事で失敗したらどうするの?」。進行役を務めるのは、明日知恵塾の発起人でもある法政大学大学院の藤村博之教授です。学生と社会人が5班に分かれ、仕事での失敗について実体験を交えながら話し合います。藤村教授が議題の一つにあげた「なぜ失敗が発生するのか?」に対して、各班からあがった代表的な意見を見てみましょう。

失敗が発生する要因

  • 周囲との連携・確認不足
  • 自分の能力が把握できていない
  • 仕事や業務の意味を理解していない
  • 仕事のゴールの認識が共有されていない
  • ミスの共有がなされていない

ディスカッションから浮かび上がったのは、失敗には2種類あるということ。挑戦したことによる失敗と、ミスによる失敗とでは意味合いが異なるため、分けて捉えたほうがよいようです。

いよいよ第3部は、羽田クロノゲートの物流現場の見学です。約90分をかけて、ヤマト運輸が誇る最新の物流ターミナルを探索していきます。スピードが求められる現代の宅急便は、どのようなシステムで支えられているのでしょうか。宅急便の裏側を覗いてみましょう。

宅急便を仕分けるエリアに足を踏み入れ、目に飛び込んできたのは、レール上を高速で流れていく荷物の数々。ジェットコースターのようなスピード感に、「この速さで荷物はきちんと仕分けられるの?」という疑問がわいてきます。仕分け技術の肝になるのが、ベースと呼ばれる仕分け板。ベースに対して一つの荷物を載せることで、高速でも微妙なコントロールが可能になるのです。各荷物の配送エリアが近づくと、ベースが横にスライドし、そのエリアへと荷物が移動。日本全国の配送エリアへと瞬時に荷物が仕分けられていきます。

1時間に仕分けられる荷物の数は約4万8千個。夜も休まず24時間稼働を続け、全国へと荷物を送り続けます。その膨大な荷物をコントロールしているのが、羽田クロノゲートの頭脳と言える「集中管理室」。約200個のモニター画面でターミナル全体を監視し、トラブルが発生したときには、即座に対応できる仕組みを整えています。
また、羽田クロノゲートのもう一つの特徴は、物流に加えて「付加価値機能エリア」を有していること。「洗浄」「印刷」「修理」「メンテナンス」などの付帯サービスを提供することで、物流の可能性を広げています。

見学の最後には、メモ帳、ボールペンなどのグッズがもらえる特典も。宅急便の裏側を見る貴重な経験ができたうえに、おみやげまでが手に入り、大満足で物流見学を終えました。

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